
2024.05.24
文化日常(暮らし)
お中元と暑中見舞いの違いは?人気の品物も紹介

「お中元」と「暑中見舞い」はどちらも夏の時期に贈るものであり、日頃からお世話になっている方へご挨拶として贈るため、明確な違いがわからないという方もいるのではないでしょうか。
しかし起源や目的、贈る時期などは異なるため、違いがわからないまま贈ってしまうと失礼にあたる恐れもあります。
この記事では、お中元と暑中見舞いの違いについて解説します。人気の品物も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
お中元と暑中見舞いの違い
お中元と暑中見舞いは、どちらも夏に行うご挨拶ですが、目的や贈る時期、贈るものが異なります。それぞれの違いについて、わかりやすく紹介します。
項目
お中元
暑中お見舞い
定義
日頃お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈る品物
暑い時期に、相手の健康を気遣うために送る挨拶状
起源・目的
中国の「道教」の行事が起源で、後に仏教のお盆と結びつき、先祖供養をする日へと変化
お盆の時期に里帰りする際に、お供え物を持参していた風習に由来
贈る時期
全国的に7月中旬頃(※地域により差あり)
7月中旬〜立秋(8月7日頃)まで(※地域差なし)
贈るもの
品物
挨拶状(はがき)
起源や目的が異なる

【お中元】
お中元とは、日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈り物をする風習です。
お中元の起源は、中国の「道教」に由来します。道教には「三元(上元・中元・下元)」という行事があり、中元(旧暦の7月15日)は神に供物を捧げて罪を償う日とされていました。
この風習が仏教の盂蘭盆会(お盆)と結びつき、先祖供養をする日として広まり、現在ではお世話になった方に感謝を伝えるために贈り物をするという習慣へと変化しました。
【暑中見舞い】
一方、暑中お見舞いは、夏の暑さが厳しい時期に、日頃お世話になっている方や親しい方の健康を気遣って送る挨拶状のことです。
もともとは、お盆の時期に帰省する際、先祖の霊にお供え物を持参する風習が始まりとされています。
江戸時代にはこの習わしが発展し、親戚や近隣の人々へ贈り物をする文化へと広がりました。
やがて、遠方の方には挨拶状や贈り物を送る形になり、近年では簡素化され、挨拶状(はがき)を送る習慣として受け継がれています。
時期が異なる

お中元と暑中見舞いの大きな違いは、贈る時期にあります。
【お中元を贈る時期】
お中元を贈る時期は、地域によって異なるので注意が必要です。
主に東日本では、7月1日~15日、西日本では7月15日~8月15日までに贈る地域が多いです。
ただし、近年では地域差があまり関係なくなってきており、全国的に「7月中旬」までに贈るのが一般的になってきております。
【暑中見舞いを贈る時期】
暑中見舞いを贈る時期は「7月中旬〜毎年8月7日頃の立秋」までであり、地域による違いはありません。
ただし相手に届くのが立秋を過ぎるようであれば、「残暑見舞い」となります。
贈るものが異なる

「お中元」は、相手の好みのお菓子や季節の食べ物などの品物を贈るのが一般的です。
上半期、お世話になった方への感謝の気持ちを伝えることが目的であるため、贈り物という形になっています。
一方、暑中見舞いは、暑い夏における相手の健康を気づかうことと、自身の近況報告も兼ねて挨拶状を出すものです。
「お中元」と「暑中見舞い」では目的が異なるため、贈るものも変わってきます。
お中元を贈る際のマナー

お中元は、お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて「品物」を贈ります。ここでは、お中元を贈る際のマナーについて見ていきましょう。
のし紙をかけて贈る
お中元として品物を贈る際は、「のし紙」をつけて贈るのがマナーです。のし紙は右上にのしがあり、水引には繰り返し使ってよいとされる「蝶結び」を用います。
表書き(上書き)は、「お中元」や「御中元」などとします。
相手の負担にならない金額のものを選ぶ
お中元を贈る相手との関係性によって異なりますが、相場は5,000円から10,000円くらいを目安にするのが一般的です。
感謝の気持ちを伝えるお中元とはいえ、あまりに高価なものを贈ると相手に気を遣わせてしまうこともあります。かえって迷惑になる恐れもあるため、相場を参考に品物を選ぶとよいでしょう。
暑中見舞いを贈る際のマナー

暑中見舞いは相手の健康を気遣うものであるため「挨拶状(はがき)」を贈るのが一般的です。
しかし場合によっては、暑中見舞いでも、品物を贈ることがあります。
たとえば、「お中元をいただいたが、もらいっぱなしでは気が引ける」「お中元を贈るタイミングが遅くなってしまった」などの理由があげられます。
品物を贈りたいけれどお中元の時期でないという場合、暑中見舞いとして品物を贈るとよいでしょう。
挨拶状(はがき)と品物を贈る場合の、それぞれのマナーについて紹介します。
挨拶状(はがき)を送る場合
暑中見舞いの挨拶状は、7月中旬から立秋(8月7日頃)までに届くように送るのが基本です。
この時期を過ぎてしまう場合は、文面を「残暑見舞い」に変えるのがマナーです。
挨拶状を書く際は、文章の構成に気を配りましょう。
-
【基本的な文章構成】
- 挨拶の言葉
- 時候の挨拶(季節の様子や相手を気づかう言葉)
- 主文(自身の近況報告など)
- 結びの言葉(相手の健康を願う言葉)
- 日付
例「暑中お見舞い申し上げます」
例「猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」
例「こちらは皆元気に過ごしております」
例「まだまだ暑さが続きますので、どうぞご自愛ください」
「令和〇年 盛夏」
挨拶状は形式的になりすぎず、相手を思いやる気持ちを込めた文章を心がけましょう。
品物を贈る場合
暑中見舞いとして品物を贈る場合も、7月中旬から立秋(8月7日頃)までが目安です。
この期間を過ぎてしまった場合は、「残暑見舞い」として贈るのが適切です。
また、お中元と同様に、品物にはのし紙をかけるのが一般的なマナーです。
水引は紅白の蝶結びで、表書きは「暑中御見舞」とし、目上の人に贈る際は「暑中御伺い」あるいは「暑中御伺」とします。
贈る品物は相手の負担にならないように、相場の金額を目安に選ぶとよいでしょう。
お中元と暑中見舞いに関するQ&A

ここでは「お中元」と「暑中見舞い」に関するよくある疑問を見ていきましょう。
お中元と暑中見舞いは両方贈るべき?
お中元と暑中見舞い、両方用意するべきなのか悩む方は多いかもしれません。
結論からいうと「贈ってもよいし、贈らなくてもよい」です。どちらでもいいなら、両方贈る方がよさそうですが、立て続けに贈られると相手の負担になることも考えられます。
そのため、どちらか一方を贈るだけで十分でしょう。お中元と暑中見舞い、どちらも贈りたい場合は、お中元に暑中見舞いを添えて贈る方法がスマートでしょう。
喪中の方には贈らないほうがいい?
日本では、喪中の期間中はお祝い事を避ける習わしがあり、年賀状などは控えるのが一般的とされています。しかし、お中元や暑中見舞いは「お祝い」ではなく「ご挨拶」としての贈り物のため、贈ること自体に問題はありません。
ただし、故人を偲ぶ大切な時期である「忌中」(四十九日まで)の間は、ご遺族の心情に配慮し、贈り物は控えるのが望ましいでしょう。
喪中の方に暑中見舞いを送る場合は、文面にお悔やみの気持ちを添えたり、はがきのデザインを控えめなものにしたりするなど、心遣いを忘れないことが大切です。
また、お中元を贈る際は、一般的な紅白蝶結びののし紙ではなく、白無地ののし紙を使用するとよいでしょう。
お中元や暑中見舞いのお返しはどうすればいい?
お中元はお世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈るもののため、お返しの必要はありません。
ただしお中元をいただいたら電話やお礼状などで、受け取ったこととお礼の言葉を伝えます。お礼状を送るなら、暑中見舞い(残暑見舞い)を兼ねて送ってもかまいません。
暑中見舞いに関しては、基本的に相手と交換するものです。
暑中見舞いをいただいたら、こちらからも返事を送ります。ただし送る時期に注意して、残暑見舞いの時期なら挨拶の文面を変えて送るようにします。
【関連記事:お中元のマナーを紹介!送り状、お礼状の書き方や贈る時期も】
お中元や暑中見舞いにおすすめのギフト
ここでは、お中元・暑中見舞いのどちらにもおすすめのギフトを紹介します。
そうめん

お中元や暑中見舞いのギフトとして、もっとも定番なのが「そうめん」です。ツルツルと食べられるそうめんは食欲がなくなる夏でも食べやすく、簡単に調理できるため重宝されます。
常温で長期間保存できるため、もらう側も困ることはありません。一人暮らしからご家庭、幅広い年齢層の方に安心して贈れるギフトです。
そうめんの贈り物は、細長い形状から「普段あまり会えない方とも細く長いお付き合いを」「幸せが細く長く続きますように」といった意味が込められています。お中元や暑中見舞いの贈り物として、ぴったりのギフトです。
ゼリー

ゼリーも暑い時期にさっぱりと食べられるため、お中元・暑中見舞いのギフトにおすすめです。
旬の果物が入ったフルーツゼリーが定番であり、好き嫌いも比較的少ないため、相手の好みがわからない場合にも贈りやすいでしょう。
スイーツ

スイーツは贈り物の定番であり、お中元や暑中見舞いにもよく選ばれています。
クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子はもちろん、アイスやわらび餅などのひんやりスイーツもおすすめです。
冷たい飲み物

冷やすとおいしいビールやジュース、果実飲料などの飲み物も、夏の時期にぴったりのギフトです。
お酒好きな方にはビール、お子さんのいる家庭には果実ジュースや野菜ジュースといったように、贈る相手の好みや家族構成にあわせて選ぶとよいでしょう。
お中元や暑中見舞いの贈り物には半田めんがおすすめ!

定番であるそうめんを贈るなら、モチモチの食感と独特なのどごしが味わえる「手延半田めん(半田そうめん)」がおすすめです。
暑い夏に、半田めんを贈ればきっと喜んでいただけます。
のし紙や、掛け紙、メッセージカードなどギフトサービスも充実しております。
送り主様が、先様を想う気持ちを大切に、丁寧にお贈りさせていただきます。
いつもと違ったそうめんを楽しんでもらえるため、お中元・暑中見舞いのギフトをお探しの方は、ぜひ「手延半田めん(半田そうめん)」をご検討ください。
まとめ
お中元と暑中見舞いの違いについて紹介しました。
お中元で贈り物をする方、また暑中見舞いでもはがきではなく品物を贈りたい方は、今回紹介したおすすめのギフトもぜひ参考にしてください。

HGS-2 古式伝承 半田めんつゆセット
¥3,500(税込)
内容量:半田めん165g×6袋・めんつゆ(濃縮タイプ)250ml×1本(約12人前)
小麦粒の中心・胚乳部分を厳選した小麦粉、まろやかな鳴門の塩、吉野川の伏流水にこだわり古くから受け継がれた手延べ製法で丹念に作りあげた昔ながらの手延半田めん。

CA-30 手延半田めん(ギフト用・紙箱)
¥3,240(税込)
内容量:90g×18束(約18人前)
三百年余りの歴史が誇る半田独特の麺線の太い半田めんは、コシが強く、甘みがあり、風味豊かです。

P-2 手延半田めんの極み
¥4,212(税込)
内容量:200g×8袋(約16人前)
小麦本来の香りと旨みが味わえる麺のおいしさを追求した逸品。小麦粉の中心・胚乳部分を厳選し、さらに良質な小麦粉だけで作りました。
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